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2012年10月26日 (金)

煙のない煙突

Photo 日本製紙鈴川工場は、JR東海道線からもよく見える巨大な工場です。

この9月いっぱいで操業を停止して、いまは煙突から煙が上がらなくなりました。

駅の北側にある王子製紙富士工場も生産縮小で、たった1台の抄紙機(紙すき機械)が動いているだけとのことです。

富士市は「紙のまち」として発展してきた街で、市内の至るところに中小の製紙業者や関連業者の工場、倉庫などがあります。

しかし、大手製紙会社は地元経済への影響を考えることなく、利益優先でさっさと撤退してしまいました。
同じように日本の多くの大企業は、安い労働力と需要を求めて海外に出て行き、国内では産業の空洞化がすすんでいます。

民主党やみんなの党、維新の会などが進めようとしているTPPは、こうした状況をますます深刻にします。

2 『サルでもわかるTPP』(安田美絵著)はTPPの問題を、歯に衣着せぬ語り口であばいていて痛快です。

いわく「入るな危険!『強欲企業やりたい放題』」 Tトンデモない、Pペテンに満ちた、Pパートナーシップ」… ホントにその通りです。

「自由貿易は失業の輸入」の項では、北米自由貿易協定(NFTA)を例にアメリカで100万人、メキシコで200万人の失業者を生み出したこと。
NFTAやTPPなどの自由貿易協定、経済協定を結んでも、利益を得るのは大企業のトップだけで、一般庶民は失業や低賃金に苦しめられ、社会全体にとっても全くプラスにならないことなど、改めて納得しました。

それにしても、マスコミのTPPの伝え方は相当ゆがんでいます。いつかもNHKのニュース9で韓国のFTAをとりあげて「日本は乗り遅れるな!」とあおるような報道でした。

Photo_2 「…自由貿易によって両国はともに継続的に発展する」などというのが単なるデマだとわかるね。利益をむさぼりたい大企業が、自分たちに都合のいいデマを流しているにすぎないんだ。
目を覚まそう。世界では先進国が途上国を搾取し、先進国でも大企業が大部分の人びとを搾取している。そんな社会に歯止めをかけるための一歩を踏み出そう。さあ、みんなで、TPPにNO!の声を!」(『サルでもわかるTPP』本文より引用)

 同感です!

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