17日は函南・九条の会の第11回の総会でした。
今回の記念講演の講師はアーサー・ビナードさん。
以前「泥沼はどこだ」というビナードさんの著書を読んで
とても面白く、共感したことがあったので、
ビナードさんが函南に来てくれることになって
とても楽しみにしていました。
当日は平日の午後、あいにくの冷たい雨の中
お客様が来てくれるのか心配しましたが
約90人の方がきてくださり、ほっとしました。
少し、事前の連絡が行き届かなかった面もあって
70分のお話が、質疑応答の時間にくいこみ
100分を超えるお話に…
まあ、喋るは、しゃべるは…
次から次へと話題は広がり
宇宙のかなたまで飛んで行ってしまいそうな
「ペテンタゴンの陰謀」「アベコベ政権」など
ユーモアたっぷり、ビナード節は舌好調!
「アメリカの憲法は『すでに死んでいる』けれど
日本の憲法は『生きている』
生きていて国会で議論され、実際に戦争に
歯止めをかけている。」と語るビナードさん。
平和憲法を生かすも殺すも
私たち国民のたたかいにかかっていることを
あらためて確認しました。
「かくしゃく」(年老いても、丈夫で元気なこと「広辞苑」)とは、こんな方のことを言うんですね。
国際政治学者で、かつて東京都知事選の革新統一候補としても活躍された畑田重夫さんです。
17日の日曜日、「函南・9条の会」の第9回総会で記念講演をしてくださいました。1923年(大正12年)生まれということですから、今年90歳になられます。実は、体調の関係でドタキャンになったら…なんて心配していたんです。まことに失礼いたしましたっ!
小さな会場ではありましたが、マイクも使わず張りのある声で、立ったまま1時間ほどの講演を話し通されました。(椅子も用意してあったのですが…)
「憲法が輝く日本目指して~世界で異常な日米安保」と題して、海外の最新の情報も交えて、日本の政治の異常さを縦横に語られました。
「諸悪の根源は日米安保だが、最近は安保の学習がされていない」「安保行脚で全国を回っている。これをしなくては死んでも死に切れない」と意気盛んです。
「憲法、安保」といっても硬いばかりでなく、ユーモアもあって、聞いていて楽しく、思わず「もっと学習しなくちゃ」という気にさせられる講演でした。
畑田先生、講演後は自宅に帰られると思ったら「これから東京に行く」とのこと!「負けそー!」というか、ハッキリ負けてます。
私たちもオタオタしてられませんね。
13日は函南・九条の会が毎年行なっている「成人の日宣伝行動」に参加。
リレートークでは、振袖やスーツ姿の新成人に「憲法9条を守ろう。日本を二度と戦争をする国にしないように一緒にがんばろう」と呼びかけました。
若い人たちが「参政権の意義」をしっかりとつかんで、日本の未来を切り開く主人公に育って欲しいと思います。
いま安倍内閣の閣僚の大部分を「改憲、靖国派」が占め、自公の政権合意では、初めて改憲が書き込まれました。
参院選までは「デフレ克服が最優先」と「アベノミクス」の大宣伝で煙幕を張り、そのウラでは「憲法改定」の足場づくりを着々とすすめようとしています。
選挙の後、お会いした方たちが口々に話されるのは「安倍は危ない!9条改悪は絶対にさせてはいけない」「国防軍だなんて、戦争をする国などとんでもない!」ということです。
私の方から水を向けている訳でもないのに、多くの人が危機感を持ってるんだなと感じます。
九条の会も、もっとメジャーにしていかなくっちゃ!
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